GUNSLINGER GIRL-IL TEATRINO- #13(終) そしてピノッキオは人間に
死んだピノッキオは、クリスティアーノとわかりあえた。
生き残ったトリエラは、ヒルシャーとわかりあえてはいない
鏡写しのようなピノッキオとトリエラの、どちらが幸せなのか。
それでも私の目には、そんなトリエラよりリコの方が不憫に映った。自動車に轢かれた後「自分の足で歩け」と言われる女の子がどこの世界にいる?ここにいたけど。
全話を通して
全13話の中で最も秀逸だったのはエピソードは第8話「クラエスの一日」。
人によっては地味と一言で片付けられてしまいそうな内容だったけど、普段は保健室の先生的な役回りのクラエスにスポットライトが当たる貴重な一話。訓練も任務もないクラエスの、検査の一端とその他の時間の過ごし方、そして過去。その中でも一番印象的だったのはクラエスの細い腕に締まりきらない、不釣り合いに大きい腕時計だった。
善も悪もなく、哀しみが蔓延し悲劇だけが繰り返される世界。その中でそれぞれがどのような結末を迎えるのかも気になるが、社会福祉公社の行く末も気になる。こんなに切ないストーリーの作品だとは知らなかった。
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