ヴァンパイア騎士 #13(終) 深紅の鎖~リング~
ヴァンパイア
玖蘭枢に致命傷を負わされた緋桜閑の下へ壱縷が駆けつける。死を目前にした閑に壱縷は吸血を懇願するが叶えられない。壱縷を追う零は部屋を目前にしてレベル:Eの発作に襲われる。発作に苦しみながら何とか辿り着くが、閑の身体が霧散し吸血は叶わなかった。レベル:Eを克服できなくなった零を横目に壱縷は姿を消す。優姫が部屋に辿り着くと、零は黒主灰閻に運び出された後だった。架院暁は部屋の様子から零が閑を殺したと考える。
架院からの報告を受けても素知らぬ振りを装う枢に、真実を知る藍堂は途惑うが架院にも告げず黙認する。
レベル:E寸前の状態となった零は灰閻と夜刈十牙によって拘束・隔離されていた。そこに枢が訪れる。レベル:Eに堕ちたとしか見えない零だったが、枢が口にした優姫の名に反応を見せる。枢は零の発作を抑えるためその身を差し出す。優姫の名で自我を取り戻しかけた零は吸血を頑なに拒む。しかし枢に優姫のためと言われ、ついに枢の首筋に牙を立てた。
クライマックスへの序章といった終わりだった。実際10月から第2期が予定されているので間違いではないが。
枢の真実の一端を知った藍堂。枢信奉者だから心配はいらないが、その心中に去来するものは想像できない。藍堂の話した緋桜閑から察すると、ハンター協会は今まで以上に胡散臭い。
枢の真意は見えてこない。ただでさえ最強の純血種である枢がさらに力を求めるのは、命を狙う相手がそれほどの強さを持ち合わせているという事だ。優姫を守るため零に血まで提供したが、今のままでは零が閑殺害の容疑者になってしまう。零の事で間違いなく元老院と対立する事になるだろうけど、初めからそのつもりなのか。
姿を消した壱縷は復讐に走ろうにも犯人を見ていない。
全話を通して
面白い。原作を未読なんだけど、なんとも樋野まつりらしい作品だ(未読のくせに)
紅まり亜(緋桜閑)が登場してから優姫の出番が少なかったように思える。緋桜閑が去った第2期に期待しよう。
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