ダミーデータ・テストデータを生成するプラグインMTBooter
自作のテンプレートを試すのに記事やらカテゴリをコツコツ投稿していましたが、手間がかかります。そこで、それらダミーデータ・テストデータを自動生成してくれるプラグインMTBooterを試して見ました。
試したのはMTBooter 0.99で、導入した環境はMT4.21です。
MTBooterのインストール方法
Movable Type Plugin Directoryからダウンロードしたファイルを解凍し、MTシステムディレクトリ内のpluginsディレクトリに放り込めば、準備ほぼ完了です。
後はMovable Typeにログインしたときにアップグレード画面が出ますが、ワンクリックで完了するはずです。
そういえば、MTBooterの動作にはPerlモジュールAcme::Wabbyが必要です。サーバにない方は用意しましょう。
PerlモジュールAcme::Wabbyの導入方法
Perlモジュールが何かわからない、モジュールをどうすればよいのかわからない、という人も大丈夫です。
まずはsearch.cpan.orgからモジュールをダウンロードします。
ダウンロードしたアーカイブの中にあるWabby.pmを、/plugins/MTBooter/lib/Acme/にアップロードすれば完了です。
[plugins] [MTBooter] [lib] [Acme] Wabby.pm
Acmeディレクトリは作成する必要があると思います。
MTBooterの使い方
MTBooterは大きく二種類の使い方があります。一つはダミーデータ満載のブログをつくる方法。もう一つは現在のブログに大量のダミーデータを追加する方法です。
システムメニュー > プラグインからいくつかの設定も行えます。
MTBooterでダミーデータ満載のブログをつくる
ダッシュボードの「新規作成」メニューから「Demo Site」「Test Blog」を選ぶとダミーデータ満載のブログが自動生成されます。
Demo Siteを選んだ場合は三つのブログ「Classic Blog」「Community Blog」「Forums Blog」が生成されます。名前以外の違いはよくわかりませんでした。
Test Blogを選んだ場合は一つのブログ「Test Blog」が生成されます。
どちらの場合も、ブログを生成した後は公開パス(ブログのダッシュボード > 設定 > 公開)を必ず確認して下さい。
MTBooterでブログにダミーデータを大量に追加する
ブログのダッシュボードで「新規作成」メニューから下の方の項目を選びます。一部が日本語化されていて名前が重複しているので注意してください。下記の連続したものがMTBooterのメニューです。
- 個別記事
- カテゴリ
- User Set
- Custom Field Set
上から順に、ブログ記事、カテゴリー、ユーザー、カスタムフィールドを自動生成するメニューです。個別記事メニューのみ、詳細の設定が必要になります。
エラーが起こってMTBooterが動かない場合
私の環境だと以下のようなエラーメッセージが表示されました。
Can't locate Acme/Wabby.pm in @INC
(@INC contains:~中略~ .)
at
/home/~中略~/plugins/MTBooter/lib/MTBooter/App/CMS.pm line 654.
メッセージにあるCMS.pmの654行目を見て原因がわかりました。
require Acme::Wabby;
つまり、MTBooterの動作に必要なPerlモジュールAcme::Wabbyがサーバに無いのです。というわけでAcme::Wabbyを用意すれば、MTBooterが動くようになりました。
Perlモジュールの導入方法は本記事の上の方にあります。
MTBooterによるアーカイブテンプレートへのショートカット
ブログのダッシュボードで「一覧」メニューに追加されたTemplate Mappingsという項目がそれです。
正直、この項目を用意した作者の意図がわかりません。
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