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キャシャーンSins #24(終) 巡り咲く花へ

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アニメ『キャシャーンSins』の第24話(最終話)「巡り咲く花へ」を見ました。

あらすじ

オージは幸せを噛み締めながら眠るように逝った。
滅びが進むリューズも程なくして最後の時を迎える。
大切な者たちを失った事は、キャシャーンを一つの考えに至らせる。
そしてキャシャーンは再びルナの元へ向かう。

キャシャーン達の去ったルナの元には死が蔓延していた。
それはルナが死を忌み嫌い、癒しの力が及ばない者たちを抹殺していたからだった。
ブライキング・ボスは死でもって死を消そうとするルナの歪さに気付きながらも、自分を慕う者たちを見捨てる事もできず自問する。
そこにキャシャーンが現れる。

ブライキング・ボスは過去の落とし前をつけるべくキャシャーンと対決する。
壮絶な戦いの結果、キャシャーンの固い決断を前にブライキング・ボスは敗れ去る。
「ルナだけは殺せ」
ブライキング・ボスは死んだ。

ルナは目の前に現れたキャシャーンに恐怖し、剣で串刺しにする。
二人は剣からルナの手へと伝う血を眺めながらあの日の、キャシャーンがルナを殺した時を振り返る。

あの日、二人の血は交わった。
そして、世界は変わった。

自らの死を覚悟するルナだが、キャシャーンはルナを殺さない。
キャシャーンは、ルナが癒しを与える事を否定しないと告げる。
そして、死を忘れたら、ルナたちが死を蔑ろにしたら戻ってくると言い、去っていく。
キャシャーンは世界から姿を消した。

それからどれだけの時が流れたのか、世界から滅びは消えた。
リンゴは成長し青年の姿となっていた。
その傍らにはフレンダーの姿もあった。
オージとリューズの墓前でリンゴは考える。

自分が、生まれ、生き、死んでいく、最初のロボットではないかと。
そして、世界中のロボットがそうなった時こそ、キャシャーンに再会できるのではないかと。
そう予感しながらリンゴは生きる。

最終話の感想

眠るように逝ったオージ。
滅びだったか寿命だったのかよくわからない。

リューズは逃れ様のない死をたしかに受け止め、キャシャーンの胸に抱かれて逝った。
初登場からこんな幸せな最後を迎えるとは到底思えなかった。

ブライキング・ボスは格好よすぎ。

成長したリンゴはどこかレダに似た感じだった。

全く変わらないフレンダーが一番不思議な存在だ。

最後までその正体が明らかにならなかったルナ。
変質前の世界では死を、変質後は癒しを何故与える事ができるのかはわからないまま。

全話通しての感想

大した事ではない疑問。
キャシャーンのヘルメットが着脱自在なのにその着脱シーンが全く映らない。
キャシャーンもディオも腰の武器を使わない。
フレンダーは時々いなくなる。
どうでもいいですね。

登場時から全く想像できないほど幸せな最後を迎えたリューズ。
個人的に好きだったけど、どうしてもルナが登場するまでのつなぎ扱いではないと危惧していましたが、杞憂に終わった。
しかし、作品のヒロインがリンゴなのかリューズなのかは意見がわかれそうだ。
リューズは初期とのギャップがあるだけに可愛く見えて仕方がない。
というか、姉さんと暮らしていた頃もこんな感じだったから素のリューズは穏やかなのだろう。
物語中盤辺りのリューズはツンとデレを交互の体現するかのようだった。
よくよく考えるとリンゴやレダとは違ってごく普通のロボットだったんだよな。
そういう点では、普通でないキャシャーンの隣にいるというのは特別だったのか。

ディオを始めて見た時はキャシャーンのパチモンっぽいと思ってすみませんでした。
あなたの生き様は最高に格好良かったです。

絵柄は艶っぽくて好きだった。
その艶っぽさも過剰でなく、、かわいい者はかわいく、格好良い者は格好良く、綺麗な者は綺麗とストレートに感じられた。

ストーリーは面白かった。
何かをこれからやる、のではなく、既にやってしまった、キャシャーンが主人公だったので、全く方向性がわからなかったけど、逆に惹かれた。
リンゴともこれから心の交流が始まるのか、という所で距離を置かれてしまったり。
序盤の一話完結の構成も、登場するキャラクタが魅力的だったので全然だれる事無く見れた。

古谷徹の甘い声もキャシャーンに凄くあっていた。

リメイク元の『新造人間キャシャーン』を知らないからと興味を失わずに視聴して本当に良かったです。

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