屍姫 玄 #12(#25)(終) 屍の果て
アニメ『屍姫 玄』の第12話(通算第25話)(最終話)「屍の果て」を見ました。
あらすじ
契約媒介の破壊によって縁が切れた契約僧と屍姫たち。
しかし契約僧と屍姫たちは双方の絆で縁を結び直した。
七星の忌逆と頭屋は復活した屍姫たちに為す術なく滅ぼされた。
オーリとの縁を結び直したマキナは北斗に立ち向かうが、すぐに追い詰められる。
オーリの霊気はここまでの連戦で消耗され、呪いの力を使えないマキナでは北斗に敵わなかった。
しかしその窮地からは駆けつけた貞比呂とアキラによって救われる。
貞比呂たちは続けて、座壇で浄房の瓦礫を吹き飛ばし、奥から数多の棺を露にする。
それらは一〇八の屍を葬った屍姫たちの棺だった。
棺を見とめた赤紗はその内の一つに駆け寄る。
その棺には赤紗の亡き恋人で屍姫だった響が封印されていた。
響に再び邂逅した
そして自らの矛盾に気付き、北斗との縁が切れた。
途端に北斗は屍姫から屍へ戻り、その手で赤紗を棺もろとも吹き飛ばす。
そこに七星の狭間が現れ、赤紗の座壇で姿を消す。
アキラが気付いた時にはオーリとマキナの姿も消えていた。
これ以上マキナを戦わせたくないオーリは大燐館での生活を望む。
それをマキナも受け入れかけるが、大燐館で待っていた犬彦らとの会話で春日望の事を思い出すと考えを改める。
自分が生きるため、マキナは北斗との戦いを決意する。
赤紗の座壇に使われた景世を感じ取ったマキナはオーリと共のその場へ向かう。
そして、邂逅したマキナと北斗は戦いを始めた。
感想
今回の感想
まさかの戦いは続くエンド。
人が生きるとはどういう事か。
何を以って人は生きていると言えるのか。
死生観をテーマに生と死を描きつづけた作品に相応しい終わり方。
赤紗に弄ばれ捨てられた北斗は流石にかわいそうだった。
それにしても北斗が体育座りするとは思いもしなかった。
一度飼いならされた動物が野生に戻れないのと同じに見えた。
七星は壊滅。
既に一度マキナに負けた頭屋はともかく、狭間がしぶとかった割りに忌逆は呆気なかった。
作画は、大麟館から離れる途中のオーリとマキナのアップは良かった。
でもアクションシーンはいつも通りのレベルだった。
全話通しての感想
このアニメは最後まで下着がチラリとも見えなかった。
戦闘ではまるで当たり前かのように服が破れるが下着は見えず、例え逆さまになってもスカートは翻らない。
素晴らしいです。
私は安いエロは嫌いなのでこういう演出は大歓迎です。
特にEDアニメは良い。
しかしEDアニメの後期、
EDアニメといえば、第16話「愛しき異形」は特別だった。
第15話までのから一新されたイラストで、梅原と嵩柾が温泉時の格好だったので驚いた。
それは第16話だけの演出で次からは袈裟姿に戻っていたが、よりにもよってイラストを一新する回でやらなくても……。
最終話まで場違いな裸を披露し続けるのかと冷や冷やしましたよ。
全話を振り返ると、第8話と第22話は忘れられない。
第22話「生者の価値」。
マキナと北斗の対決シーンの作画レベルが高かった。
第8話「安らぎ」。
瑠翁
そんなヘタレと契約させられていた水薙生は不憫だった。
それなのにイサギに引きずられるように死んで。
その死はイサギへの義理立てではなく、オーリを巻き込まないための選択だった。
しかし後にオーリは戦いの渦中へ……。
悲しいすれ違いというよりは、出会いが早すぎた感じ。
シナリオ的には春日望の方が重要な役だが、
そういえば、オーリの周りの女性陣同士の接触が少なかった事が残念。
そもそも恋愛要素の少ないアニメに多角関係を期待する事が無理か。
そんなずれた期待を抱かなければ十分面白いアニメでした。
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