デバッグモードの使い方とシステムテンプレート
本題に入る前に、デバッグモードの使い方をさらりと紹介します。
デバッグモードの使い方
MTではmt-config.cgiにDebugModeを記述する事でデバッグモードを使用する事ができます。
そのデバッグモードには大きく分けて五つの機能があります。
- 1 - デバッグメッセージを表示する
- 2 - スタックトレースメッセージ
- 4 - Lists queries issued by Data::ObjectDriver
- 8 - 構築に 1/4 秒以上かかったテンプレートのレポート
- 128 - アップレベルのリクエスト/レスポンス情報の標準エラーへの出力
それぞれの機能については実際に使うなり紹介記事を探すなりして下さい。
4の説明だけ英文なのは情報ソースがMovableType.orgだからです。
どういうわけかMovableType.jpにこれだけが載ってないんです。
説明文にはこれらは組み合わせて利用できます
とありますが、その方法が書いてありません。
既に察した人もいるでしょうが、数字が二進数のフラグになっているので、使いたい機能の数字を合計する事で複数指定になります。
1と2の機能を使う場合にはDebugMode 3
と記述します。
それでは本題の、デバッグモード時のシステムテンレプートについて説明します。
システムテンプレートに注意
デバッグモード時、管理画面の最下部には警告とメッセージというものが表示されるようになります。
警告とメッセージ
- Request completed in *.*** seconds.
この警告とメッセージですが実は管理画面以外でも、システムテンプレートでも出力されるのです。
既定のブログテンプレートセットの場合、コメントプレビュー(comment_preview)、コメント完了(comment_response)、検索結果(search_results)での出力を確認しました。
ポップアップ画像(popup_image)には出力されませんでしたが、ダイナミックパブリッシングエラー(dynamic_error)については未確認です。
また、グローバルテンプレートのシステムテンプレート、他のテンプレートセットでも同様のようです。
恐らく、デバッグモードは管理画面に限らずmt*.cgiファイルの結果を対象にしているのだと思われます。
デバッグモードのままサイトを公開するなら、警告とメッセージはスタイルシートで飾るか消すかした方が良いかもしれません。
その際には下のソース例を参考にどうぞ。
<div class="debug-panel">
<h3>警告とメッセージ</h3>
<div class="debug-panel-inner">
<ul>
<li>Request completed in *.*** seconds.</li>
</ul>
</div>
</div>
テンプレートの構造を解析しているのか、警告とメッセージの出力箇所は</body>
の直前でした。
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