リストランテ・パラディーゾ #11(終) リストランテの人々
アニメ『リストランテ・パラディーゾ』の第11話(最終話)「リストランテの人々」を見ました。
あらすじ
オルガの誕生パーティが近づいたある日。
閉店後の食事中、クラウディオの指輪が話題に上がり、クラウディオは雰囲気に流されるまま指輪を外そうとする。
この行為に激昂したニコレッタはクラウディオの頭にパスタをぶちまけ一喝するとそのまま店を飛び出す。
ガブリエッラとオルガがお茶をしていると、そこにニコレッタが現れる。
そしてクラウディオの気持ちを知りながら店に通うガブリエッラの行為を非難した。
するとガブリエッラはそれを認め、店に通うのを控えると約束する。
翌日、どうにか蟠りを捨てたニコレッタが母への愚痴をクラウディオに溢していたのだが、そこをオルガに見つかってしまう。
ところがオルガはそれを好機に、パーティへの出席を渋るニコレッタをクラウディオにも説得させる。
ニコレッタは出席を承諾した換わりに、ガブリエッラも出席させるよう言った。
パーティ当日。
オルガの心配も徒労に、ニコレッタが秘密をばらす事はなかった。
しかしそれはオルガを安心させたが、自己嫌悪に陥らせた。
厨房へ戻ったニコレッタは一同からケーキを出す係を任せられるが、もっと相応しい人間へ譲る。
会場の灯かりが消され、オルガの前にケーキを運んできたのはロレンツォだった。
ロレンツォはケーキを置く際、これがニコレッタの作ったプレゼントだと耳打ちした。
その途端、オルガの胸中に様々な思いが去来する。
そしてオルガは立ち上がって、ケーキが自分の娘ニコレッタのプレゼントだと叫んだ。
唖然とする一同の中、ロレンツォが口を開いた。
ロレンツォは初対面の時から二人の関係に気づいていた。
子持ちの女性が嫌いだったロレンツォだが、オルガに関しては特別だった。
一同が祝福する中、オルガがケーキの火を吹き消し、パーティが再開された。
皿を片付けるニコレッタに気づいたクラウディオは共に厨房へ向かう。
平然としていたニコレッタだが、クラウディオに祝福の言葉をかけられると涙がこぼれた。
後日、ガブリエッラはクラウディオに呼び出される。
遅れてやってきたクラウディオはガブリエッラの前で指輪を外した。
その帰り道、ニコレッタを見つけたクラウディオは声を掛ける。
ニコレッタはクラウディオが指輪を外している事に気がつくと、以前より積極的にクラウディオを振り回した。
感想
最終話の感想
周知の事実だったニコレッタの想い。
若干一名だけ気づいていなかったようだが。
それに対して、ニコレッタとオルガの関係も周知だったのか、こちらはよくわからなかった。
ケーキを運ぶよう頼まれた事が、関係を看破されていた証しのようにも思えるが、考えすぎと言われてしまえばそれまでのレベルにしか見えなかった。
ニコレッタとオルガの笑顔が特別似ているのか。
それともロレンツォとジジ兄弟の目利きが特別なのか。
物語ラスト、クラウディオの指輪に気づいた途端に積極性を見せるニコレッタの強かな感じがオルガに似ていると感じた。
全話通しての感想
作品名と作者名だけを知っている漫画が原作だったので原作を読む参考に何気なく見始めたら、クラウディオの「困ります……」に魅せられてしまった。
しかし、登場人物の中ではルチアーノとジジの二人の方が好みだ。
ルチアーノはきつい態度と優しい心根のギャップがたまらない。
家族想いな所もよい。
ジジは漂々淡々と何も気にかけていないようで、実は見ているという掴み所のない感じがたまらない。
あと、店内を覗くニコレッタと一緒になって覗く姿がかわいかった。
物語はニコレッタがクラウディオと関係が中心になるかと思ったが、実際にはカゼッタ・デッロルソのメンバー全員にスポットが当てられた。
作品の題名を考えれば当たり前だった。
しかし、まさか最終話がニコレッタとオルガの和解になるとは思わなかった。
年齢差のある片想いの物語かと思ったが、全然違った気がする。
それでも十分に面白かったのでいつか原作も読んでみたいと思う。
ところで、アニメ版のニコレッタがONE PIECEのナミに見えて仕方なかったのは私だけだろうか。
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